片頭痛と緊張型頭痛の違い・市販薬の選び方
- 頭痛には大きく緊張型頭痛(締めつけられる鈍い痛み)と片頭痛(ズキズキ拍動する痛み)があります。
- どちらも市販の鎮痛薬が使われますが、タイプによって向く対処が少し異なります。
- 鎮痛薬を頻繁に使う状態が続くと、かえって頭痛が起きやすくなることがあります。
- 突然の激しい頭痛や、発熱・しびれを伴う頭痛は、市販薬で様子を見ず早めに受診してください。
🤕 2つの頭痛の違い
頭痛の多くは、緊張型頭痛か片頭痛のいずれかです。まずは自分の痛みがどちらのタイプに近いかを知ることが、対処の第一歩になります。
| 緊張型頭痛 | 片頭痛 | |
| 痛み方 | 締めつけられる鈍い痛み | ズキズキ拍動する痛み |
| 部位 | 両側・後頭部〜首すじ | 片側に出やすい(両側のことも) |
| 随伴症状 | 肩・首のこりを伴いやすい | 光・音・においに敏感、吐き気を伴うことも |
| 悪化しやすい状況 | 長時間の同じ姿勢・ストレス | 体を動かすと悪化しやすい |
💊 タイプ別の市販薬の使い方
どちらのタイプも、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販の鎮痛薬が使われます。片頭痛は動くと悪化しやすいため、暗く静かな場所で休むと楽になることがあります。緊張型頭痛は、肩や首を温めたり軽く動かしたりするセルフケアも助けになります。
注意したいのは鎮痛薬の使いすぎです。頭痛が心配で頻繁に飲み続けると、かえって頭痛が起こりやすくなる「薬物乱用頭痛」につながることがあります。市販の鎮痛薬を飲む日が月に10日以上続くようなら、一度受診を検討してください(くわしくは 頭痛薬は毎日飲んでも大丈夫? をご覧ください)。
⚠️ すぐ受診したい頭痛
ほとんどの頭痛は命に関わるものではありませんが、次のような頭痛は重い病気のサインのことがあります。市販薬で様子を見ず、早めに医療機関を受診してください。
- これまで経験したことのない、突然の激しい頭痛
- 発熱・首のこわばり・強い吐き気を伴う頭痛
- 手足のしびれ・力が入らない・ろれつが回らない・物が見えにくいなどを伴う
- 頭を打ったあとに起きた頭痛
- だんだん強くなる、頻度が増えている頭痛
「いつもの頭痛と明らかに違う」と感じたときは、無理をせず受診・相談してください。
よくある質問
片頭痛と緊張型頭痛は併発することがありますか?
はい、両方の特徴を併せ持つ方や、その時々でタイプが変わる方もいます。判断に迷うときは記録をつけて薬剤師や医師に相談すると整理しやすくなります。
片頭痛のときにマッサージはしてもいい?
片頭痛は血管の拍動性の痛みのため、強い刺激やマッサージで悪化することがあります。緊張型頭痛には肩や首をほぐすケアが向いています。
頭痛薬はどちらのタイプにも同じものでいい?
どちらも市販の鎮痛薬が使われることが多いですが、片頭痛で吐き気が強い場合など、対処が異なることもあるため薬剤師に相談すると安心です。
頭痛が月に何度も起きるのですが受診すべき?
月に10日以上薬を使う状態が続く、頭痛の頻度・強さが増しているといった場合は、一度医療機関を受診することをおすすめします。
自分の頭痛がどちらのタイプか分かりません
痛み方(締めつけ/拍動)や部位、光・音への敏感さなどが見分けの手がかりになります。本文の比較表を参考にしてみてください。判断に迷うとき、または「いつもと違う」と感じるときは、公式LINEで相談するか受診をおすすめします。
